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先日、明和から営業部門と管理部門のメンバーが、ベトナムへ出張しました。
明和には、ホーチミン市(旧ビンズン省)に海外生産拠点である「明和ベトナム」があります。
今回の出張では、明和ベトナムの工場や製造現場の確認、日本から送っている部材の管理状況の確認だけでなく、現地スタッフとの打ち合わせや交流、そして現在のベトナムの街や人々の様子にも触れる機会となりました。
今回は、実際に現地を訪れて感じたことを交えながら、「明和ベトナムの今」と「ベトナムのものづくりの現在」をご紹介します。
明和ベトナムへ
ホーチミンの空港を出て、まず目に入るのは出迎えの人の多さです。ベトナムでは、航空券を持たない人は空港の建物に入れないため、出迎えの人は外で待つことになります。まるで有名人の到着を待つかのように、空港の外に人があふれる光景は、以前から変わらないベトナムらしい景色です(以前より少し落ち着いたと感じたメンバーもいました)。
街へ向かう道は、相変わらずの渋滞。宿泊したホテルの周辺も、常に車とバイクであふれています。
街には高層ビルやマンションが立ち並び、建設中の建物も数多く見られます。毎年訪れているメンバーによると、この1年だけでも新しいビルが建ち、道路の拡張工事も進んでいるとのこと。街の活気から、ベトナムの発展がうかがえます。
移動手段にも変化があります。今は配車アプリ「Grab」で車を呼ぶのが当たり前になっていて、流しのタクシーはなかなかつかまらないほどです。
いよいよ今回の目的地、明和ベトナムの工場へ。ホテルからは車で40分ほどの道のりです。工場の周辺の景色は大きく変わっていませんが、行き交うトラックが増えていたのが印象的でした。
明和ベトナムでは、こんな仕事をしています
明和ベトナムは、明和の海外生産拠点として、現地スタッフとともにものづくりを行っています。
日本とベトナムでは、それぞれ得意とすることが異なります。
日本では、お客様との打ち合わせや技術的な検討、品質面での対応などを行い、ベトナムでは実際の生産活動を担っています。
こうした役割分担によって、日本とベトナムをつないだものづくりを行っています。
新しい製品の量産立ち上げは日本で行い、生産が安定した段階でベトナムへ移管する。こうした流れで、品質を保ちながら量産を担っています。
工場に入ると、現地スタッフがそれぞれの持ち場で作業をしています。
お客様からの増産のご要望にお応えするため設備も増えてきましたが、工場内はきれいに整理整頓されていて、実際よりも広く感じられるほどです。床の清掃も行き届いています。現在は昼夜2交代制で、土日も稼働する体制をとっています。お客様の需要に合わせて生産体制を整えてきた、明和ベトナムの今の姿を感じる光景です。
工場内のロボットは、安全柵に囲まれた産業用ロボットで、決められた枠線の中にきれいに収まっています。柵のいらない協働ロボットも取り入れている日本の工場とは、少し違った光景です。
働く社員一人ひとりの挨拶や清掃、身だしなみも徹底されていて、現場の良い雰囲気が伝わってきました。
日本から出向している社員や出張した社員と現地スタッフが打ち合わせを行う場面もあり、普段は離れた場所で仕事をしている社員同士が、直接顔を合わせる貴重な機会となりました。
今回は、日本から送っている部材の棚卸や管理方法についても、現地のスタッフと一緒に確認しました。日本向けの製品を中心に生産しているため、部材や製品の輸出入の管理は、日本とベトナムをつなぐ大切な仕事です。
「安いからベトナム」だけではない
ベトナムの製造業というと、
「人件費が安い生産拠点」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろんコスト競争力は今もベトナムの魅力の一つです。
ただ、円安や現地の人件費上昇もあり、「コストだけ」でベトナム生産を選ぶ時代ではなくなりつつあります。
電子機器、半導体、自動車、機械など、さまざまな製造業がベトナムに進出しています。
海外企業の進出によって製造業の裾野が広がり、それに伴って現地の技術や人材も少しずつ変化しています。
これからのベトナムでは、
人材、技術、品質、生産性、そして自動化
といった要素が、ますます重要になっていくと思われます。
実際に現地へ行って感じたこと
今回の訪問では、数字やニュースだけでは分からない「現地の変化」を感じることができました。
例えば、街の景色。
街中には新しい建物や店舗が増え、経済発展を感じる場面が多くある一方で、少し郊外に出ると、熱帯らしい緑豊かな景色が広がり、日本との違いを感じます。
食事も、香草が苦手でなければ日本人の口に合うものが多く、スープなどは薄味でやさしい味わいです。現地に駐在している日本人社員と食事をともにしながら、現地での暮らしについて話を聞く機会もありました。
また、工場で働くスタッフを見ていると、若い世代が多いことにも気づきます。
ベトナムは平均年齢が比較的若く、これからも多くの人材が製造業を支えていくことが期待されています。
もちろん、実際に一緒に仕事をしてみると、日本との違いを感じる場面もあります。
仕事の進め方、コミュニケーション、生活環境など、文化の違いによる難しさもあります。
しかし、そうした違いを理解し、お互いの良さを生かしていくことが、海外拠点との仕事では大切なのだと改めて感じます。
営業と管理、それぞれの視点
今回の出張では、営業部門と管理部門の社員がそれぞれ現地を訪れました。
同じ場所を訪れても、見るポイントは少し違います。
毎年のように訪れているメンバーもいれば、4年ぶりに訪れたメンバーもいて、それぞれが感じた「変化」も少しずつ違っていました。
営業にとっては、
「ベトナムでどのようなものづくりができるのか」
「お客様にどのような提案ができるのか」
「日本とは製品の管理方法にどんな違いがあるのか」
という視点。
管理部門にとっては、
「現地スタッフが働く環境はどうなっているのか」
「日本との情報共有や管理をどうしていくのか」
という視点があります。
それぞれの立場から現地を見ることで、これまで気づかなかったことも見えてきます。
海外拠点を「遠くにある工場」と考えるのではなく、同じ明和で働く仲間がいる場所として見ること。
今回の出張は、そのことを改めて考える機会になりました。
ベトナムと日本をつなぐものづくり
日本とベトナム。
距離も文化も異なります。
それでも、ものづくりという共通の仕事を通じて、日々つながっています。
ベトナムの製造業が発展していけば、現地で求められる技術や品質もさらに高度になっていくでしょう。
明和ベトナムも、単に「海外で生産するための工場」ではなく、日本とベトナム、それぞれの強みを生かしてお客様のものづくりを支える拠点として成長していきたいと考えています。
今回の訪問を通じて、ベトナムという国が変化していること、そして明和ベトナムもその変化の中にあることを実感しました。
これからも明和では、日本とベトナムの社員が力を合わせ、より良いものづくりを目指していきます。
■ お問い合わせ
ベトナムでの生産も含め、試作・量産を問わずぜひご相談ください。
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